ひよこベーカリー通信

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posted by 2013.08.29 Thursday | - | -
新しいブログへ
 

こんにちは!お久しぶりです。


ときどきのぞいて下さったみなさま
本当にありがとうございます。


大変お待たせいたしました。
(待ってない??)


新しいブログへご案内します。


こちらです↓
※※※※※


posted by 2013.08.29 Thursday | お知らせ | comments(0)
未来
 


今日は妻の初盆の法要をしました。



自宅にお寺のご住職をお迎えして
暑い中 妻の両親も来てくださり
盆提灯の涼しげな水色の絵が右から左へ流れて
静かに始まりました。



ちょうど今日は妻の命日になります。
去年の今日 僕はどんな気持ちだったんだろう。
ふと考えますが、はっきり思い出せません。
ひとつ確かに思い出せるのは、前が見えなかったこと。
未来がなくなったと感じていたこと。



あれから一年たちました。







法要のあと、僕の母も含む4人でお墓参りをして
そのあと墓地の近くの CAFE FUNCHANA(カフェ ファンチャーナ)さんで
食事をしました。みんなとても喜んでくれました。
妻とも何度も来たお店です。
いいお店だな。何度来ても。









僕は毎年一冊ずつ日記を書きつづけて
今年は14冊目になります。
今まではときどき昔のことを見たりしましたが、
去年の日記はとても見ることが出来ませんでした。



でも先月なにげなく、去年の7月のページをめくってしまい
気が付くとそのまま読み進めていました。
結末を知っている映画、いや自分に起きた物語をたどることは
とても苦しくて
だんだん息が出来なくなりました。



しかしそこにはっきりと浮かび上がったのは
苦しんでいる僕の姿ではなく
最後まで病とたたかっていた妻の姿でした。



それまで、僕は妻との楽しかった思い出ばかりを思い出して
自分をなぐさめていました。
でも決して忘れてはいけないと気づいたのです。



最後まで懸命にたたかった、
生きた、
生きぬいた
そして
愛を忘れなかった妻の姿を。



これからの人生は僕にとっては余生だと思いつつも
懸命に生きること、
愛を忘れず生きることを
心に誓って
僕はひたすら前に進んでいきます。



一年前とは違って
僕にはこれから先 まだやることがあって
進むべき未来があるのです。
こんなに幸せなことはありません。




ファンチャーナさんを出て、妻の両親を見送ります。
あれから一年、遠いのにかかさずお墓参りを続けてくれた両親。
最近、休んでいた趣味を再開させたこととか
お墓参りの帰りに二人で大阪に出てお店めぐりをしたり
そんな話をお聞きして
とても嬉しくなりました。



そしてそのことを一番よろこんでいるのは
空の上にいる妻なのかもしれません。



僕はいまとても穏やかな気持ちです。








さえこへ



これから先どんなことが起きようと
どんな孤独や悲しみがあっても
おだやかな笑顔で生きていくことを
ずっと見ていてほしい。



去年の7月
病室で話をしてくれたね。
倉本聰さんのドラマ「優しい時間」のマスターみたいになってって。
私はマスターの奥さんみたいに
そのお店のカウンター席に座るからと。
その話は本当になりつつあるけれど。



でも
もしも
願いがかなうなら
もう一度
きみの手をぎゅっと握りたいと思う。



約束通り
もう一度二人で人生を歩きたい。



それまでは
頑張るから。



ほんとうにありがとう。。。















今回で「ひよこベーカリー通信」は終わります。
こんなプライベートな内容を
読みにくい文章を
見てくださったかた
ほんとうにありがとうございました。



ときどきお聞きする
「いつも見ています」
というお言葉にどれだけ力をもらったかわかりません。
それは間違いなく僕の生きる勇気につながったのです。



また別のかたちで皆様に僕のこれからのことを
お知らせすることができるまで。
少しの間ブログはお休みをして
僕は店の準備にかかりたいと思います。



今までほんとうに、ほんとうにありがとうございました。



道明寺天満宮手づくりの市




また明日!















posted by 2013.08.04 Sunday | ひよこ日記 | comments(4)
 


花が届く。







大学時代の妻のクラスメートから。
去年の9月30日の「また明日の会」にも
わざわざ遠方から来てくれた親友二人。
覚えてくれてたんだなーと思うとうれしくなった。



そして去年の7月自宅に訪問看護にきて下さっていた看護士さんが
今日突然 花を届けに来てくださった。
訪問看護でたくさんの方を看てこられたのに
若くして逝った僕の妻のことが忘れられないのだという。







それから姉家族からもやさしい花が届いた。


そうやって思い出してくださるだけで
空の上の妻はどれだけ喜んでいるだろう。









僕が本気でコーヒーの店を
一人でやろうと決意したのは
今年の2月だった。



その直後親しくなった珈琲屋TERRAさんにもたくさん刺激をいただいた。
マスターとの出会いは大きかった。
場所探しを始めたのは引っ越しが終わった5月から。



柏原、八尾、奈良いろんな場所を候補に考えた。
でもどの場所もピンとこない。
そしてどの場所からも僕が呼ばれていない感覚があって
不安になっていた。



そしてあるとき 
妻のことが浮かんだ。
僕ら二人は「この町」が大好きだった。
二人でよく遊びに来たこの町。
妻が一人でも遊びに来ていたこの町。



この町で何度もパンの販売をさせて頂いた。
今でも
「ひよこさんのパン美味しかったです」とか
「一度食べてみたかった・・」と言われることがある
この町。



一昨年の12月、病気が分かる直前、
この町でお店をしたいと思って
二人この町のあちこちを見ながらをゆっくり歩いていた。
この町。



妻と二人の店がつくれないと決まった時点で
僕は「この町」をあきらめていたのかもしれない。
でももう一度「この町」に思いをよせた。
今年の7月。
あっという間に「この町」の物件と出会い。
契約をした。



ある大切な友人に物件と出会ったことを伝えたとき

「これからその物件をとにかく、愛してください。
 そうすればこれからの答えがきっと出るから。」

と言われた。
その瞬間なぜか僕は涙が止まらなくなった。
そうなんだ・・・
僕は「この町」を愛したから ここに呼ばれたんだ。



今年4月のHARUGOTOのため、僕は「この町」のお店を紹介する
ショートムービーを作らせてもらった。
頼まれたわけでもないのに、5か月もかけて町の風景を季節ごとに追いかけた。
「この町」のお店や施設をまわった。
ここに来る人、ここで生活をする人みんなのことを考えた。


そうしているうちに
僕は前よりもっと「この町」が好きになった。






そして今日は「この町」の仲間が来てくださった。
k-shipさん macokumaさん Amigoママさん
ありがとう。
今でも変わらず妻のことを思って下さる気持ちが伝わる。







話題はやっぱりというか、僕がこれから準備する店の話に。
妻のことを思ってくださるのと同じ温かい思いが僕に向けられる。
でも応援してくださるという気持ちはとても力強い。
ありがたい。勇気になる。






これからもどうぞよろしくお願いします。

僕はこれから「この町」八尾市山本町でコーヒーのお店をします。

そしてみなさんといつでも会えるんです。

みなさんに来ていただきたいんです。





明日は妻の命日。

たくさんの思いを胸に

明日の日を迎える。






また明日。






posted by 2013.08.03 Saturday | ひよこ日記 | comments(4)
花火
 


昨日はPL花火大会でした。
南大阪に住む方にとってはとても馴染み深い花火大会です。
僕も子供のころから毎年8月1日を楽しみにしていて
歩いてすぐの大和川の堤防にのぼってよく見ました。



昨日も一人堤防にのぼりました。
たくさんの人であふれています。
大きな音とともに花火が始まりました。
きれいでした。
そして妻のことを思いました。



妻も花火が大好きでした。
以前、泉大津市の団地の13階に住んでいたので
部屋の窓からPLの花火が小さく見えました。
部屋の明りを消して
椅子をふたつ窓に向けて並べました。



明るい光の後、ドーンという音がかなり遅れて届きました。
遠いせいで小さく見えるのが、僕は少し物足りなくて
それでも妻は満足げで、とても楽しんでいる様子。
フィナーレの花火に声をあげて喜んでいました。



妻は昔からキャンドルや、都会の夜景や、花火、
そういう暗闇のなかの灯りや光にとても興味をもっていました。
何を感じていたのかは分かりませんが
そういった光にやすらぎや希望を見つけていたのかもしれません。
そして暗闇をとてもこわがることがありました。



去年の8月1日。
僕は熱と痛みとたたかう彼女のそばにいました。
むくみを取るため、友人にいただいたオイルでマッサージをし続けました。
病室は8階で、このフロアからPLの花火がよく見えるらしく
夜8時になれば、患者さんやその家族があつまってみんなで見るそうです。



「今日はPLの花火やで! 今いる8階の待合所のまどから見えるんやて!」
「うん・・・」
「看護婦さんがベッドごと動かして、連れて行ってくれるって!」
「・・・」



僕は妻に花火を見せたくて、何度が話すものの
いい返事はありませんでした。
あんなに好きだった花火なのに。
そんなに体がつらいのか、と改めて知りました。



夕方になっても熱も下がらず
状況は良くありませんでした。





でも、ほんの少しでもいいから花火を見せてあげたかった。
昔みたいに並んで見たかった。

笑顔が少しでも戻れば
それだけで
ほんとうに
それだけでよかった。





夜8時になりました。看護婦さんも気づかって何度か顔を出してくれます。

「花火はじまるよ。見に行ける?」

「うん、やっぱり・・・やめとく・・・」



そのあと、妻は痛み止めの薬を飲んで眠り始めました。
僕は一人病室を出ました。



明りを消した待合室には患者さんたち、その家族さんたちが集まって
椅子を並べて、みんな楽しそうに花火を見ています。
大きな窓からはきれいな花火が見えました。
僕は少しの間 立ったまま眺めていました。



いつ見ても花火はきれいではかなくて
心に何かが残ります。
昨日の花火も 僕は特別な思いで見ていました。





今はもういない彼女を思い続けた

僕の一年間の旅は

あともう少しで終わります。












posted by 2013.08.02 Friday | ひよこ日記 | comments(0)
そこに生きること




ブドウ農園での最後の日。





ブドウが実った。ベリーA。色づく途中。





半年間働かせていただいた。
一番寒い季節から一番暑い季節まで。



1月 剪定されてなーんにも無くなった木が

一月



4月 やがて芽を伸ばして 枝を太くして

五月



7月 こんなにたくさんの実をつけてくれるまで。







この半年間は人生のなかではほんの短い時間かもしれない。
でも小さな何かをみつけられた気がする。



植物たちには毎秒、毎時間、毎日の小さな成長があって
その積み重ねが今なんだ。



そこに種や、苗を植えられた時点から
そこに生きることが始まって
そこに根を張って
そこに枝を伸ばし、花を咲かせ、実をつける。



そこに生きている。
どこにも行かない。
そこにいる。



そこで太陽をあび
そこで雨に打たれ
そこで風に揺られ


そこで命をおえる。



彼らの生き方はとてもシンプルで
とてもはかなくて。
でも力強くて。
そんな「いさぎよさ」に心ひかれた。



僕も自分の場所で、
自分らしく生きたい。
そう願うようになった。



自分らしさってなんだ?
誰のためでもない僕の人生のなかで。



小さな花



毎日山の上から街をながめていた。
僕が行くべきところはどこだろう。
ずっと探していた。





そして

縁やつながりや偶然の中で

7月 僕は自分の場所を見つけて

「そこで」僕らしく生きることを決めた。







ありがとう、山、ブドウ畑、花、小さな命たち。

ありがとう、空。



そら



ありがとう、空の上のきみ。









僕は自家焙煎珈琲の店を八尾ではじめることにしました。

8月1日から準備を開始して

今年の秋のオープンを目指します。









posted by 2013.07.31 Wednesday | ひよこ日記 | comments(0)
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